みんなでそなえる。みんなでささえる。
名鉄都市開発の防災サポート「3ピース・システム」は、万一の災害に備えて、
「各住戸の備え」・「共用部の備え」・「管理面での支え」という三位一体の安心を
お届けする防災への取組みです。
防災へのさまざまなニーズが高まるなか、より確かな安心・安全な暮らしを実現するために、
私たちは「3ピース・システム」のこれからのカタチを考えていきます。
マムラボでご紹介した名鉄都市開発の防災サポート「3ピース・システム」。そしてMOM活動を通して、みなさまの声から生まれた新しい防災の仕組み「そなえプログラム」。これらは実際に導入されたマンションでどのようにご利用・ご活用いただいているのかマンション内の防災訓練やセミナーの様子をご紹介します。
レポート
マンション内で開催された防災セミナーでは、行政から発表されている川口元郷付近の災害に関する情報、マンション防災に関する一般的な知識、3ピース・システムの具体的な内容について学ばれました。管理組合の理事の方、ご入居者の方々が、対面やオンライン形式でご参加されました。
防災セミナーの後、実際にマンション内にある備品を利用する訓練を行いました。駐車場の一角にブルーシートを敷いて備品を展示し、各備品の説明と実際に備品に触れたり操作したりする体験会を実施し、マンホールトイレの組み立て訓練も行いました。発電機に使用するカセットボンベの数に対するご意見が出るなど、管理組合の皆様が自主的に備品に対する取り組みをされている様子が伺えました。
レポート
この訓練では震度6強の地震が発生した場合を想定し、マンション内で行う活動を実際に体験する訓練が行われました。まず、地震発生後に設置するマンション内の災害対策本部を設置。全館放送で全住戸にご家族の安否確認と「無事ですマーク」(見当たらない方は白いタオル)の掲出を指示し、各ブロックの情報班が集計シートに確認内容を記載して、班長が本部に提出するという流れで実施しました。安否表明の訓練に参加された住戸は全体の8割以上という高い参加率でした。
マンション内にある防災備品や備蓄品を実際に確認したり触れたりする訓練も行いました。感染症対策のため、あらかじめ8グループに分け、グループごとに時間をずらして実施しました。マンホールトイレや救助工具セット、小型発電機や投光器などの使い方や注意点をご紹介し、管理組合にて策定された防災マニュアルを元にひとつひとつ確認をされ、防災倉庫の場所や収納状況なども併せてご理解されていました。
今回、どちらの事例でも特徴的だったのは、マンションご入居者の方々の参加率と防災意識の高さです。「共助」の大切さ、必要性を改めて実感し、みんなで確かめ合える良い機会となったのではないかと思います。また、オンラインでのセミナーや、グループ分けによる少人数での訓練など、感染症対策としての好事例となったのはもちろんのこと、マンションによっては大人数が集まるスペースがなかったり、ご家庭の事情があったりする中で、さまざまなカタチでの実現の可能性も見えてきました。みなさまからいただいた防災対策や備品に関するご意見を元に、名鉄都市開発は今後も防災サポート「3ピース・システム」を、「そなえプログラム」を進化させていきます。