MOM LABO

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「みんなで使えるマルチスペース」
(みんなのアトリエ)

2023.10.25

専有部(⾃宅)では広さの問題や掃除などの負担、周囲への配慮から
「出来ない・したくない・やりづらい」ことがたくさんあります。

それらを少しでも「共⽤部」によって補完することができたら――

ひとりひとりの暮らしを快適にして、暮らしの幅を広げることができ、
「理想の共⽤部」に近づけるのではないかと私たちは考えました。

みんなが「専有部でやりづらいこと」をマムボイスで⾒てみる
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マムボイスから導き出した「専有部で出来ない・したくない・やりづらいこと」を元に、
名鉄都市開発の考える共⽤部には、以下の要素が必要なのではないかと考えました。

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⾳やにおいに関する対策
多くの⽅が気にしている⾳やにおい。周りに迷惑がかからず、
⾳やにおいを出しても良い環境づくりが重要です。

・⾳やにおいを軽減する設備や空間設計
・⾳やにおいが周囲に影響しないような施設構造

を検討する必要があるでしょう。
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汚れに関する対策
共⽤部が汚れているのはもちろんNG です。
汚れるような作業をすることを想定して当初から

・汚れてもいい家具や汚れにくい設備や仕上材の採⽤
・⽇頃の清掃や定期的なメンテナンス

を考えておかなくてはなりません。
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ゾーニングに関すること
「専有部でやりづらいこと」が多種多様だったのですから、
使⽤⽬的も幅広く想定をしておく必要があります。
様々な⽬的の⽅が快適に使⽤できるようにゾーニングを重視し、

・使⽤⽅法や⽬的によって分けられたスペース

の設計が必要です。
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広さに関すること
できるだけ多くの⽅が使⽤できるように、
使⽤⽅法の選択肢を増やすためには、ある程度の広さが必要です。
専有部では叶えづらい、

・様々な⽬的に対応できる空間
・使いやすい広い机や作業台

を⽤意しておくことは必須と考えられます。
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⼦供の安全性への配慮
マムボイスでも分かったように、
⼦供も専有部では出来ない(親がやってほしくないと思う)
ことが⾊々あるので、

・⼦供に適した家具選定
・⾒通しの良い空間

など⼦供が利⽤しやすく、安全な場所であることが求められるでしょう。
専有部ではやりづらいことが出来る
共⽤部のアイテム・アイデア

※画像はイメージです。

防⾳壁、防⾳室
⾳が外に漏れることを防ぐ、防⾳仕様の壁や個室の採⽤
⾳が影響しない施設位置
1階や地下、建物の端など、階下や隣が住⼾ではない位置に施設を設計
換気設備、空調機器
においがこもらないように空気を⼊れ換える設備や、脱臭性能のある空調機器の⽤意
⼤きな窓
においが出てもすぐに空気を⼊れ換えられる窓
庭やテラス
においが出る作業や、⼟をいじったり⽔を使う作業も可能な屋外スペース
汚してもいい作業台
汚れや傷が気にならない、作業をするための台
汚れが付きづらい⽔場
タイル貼りなどで汚れが付きづらい、付いてもすぐに落とせる設えになっている⽔場
汚れにくい床や壁
汚れが付きづらいタイプの仕上材を施した床や壁
定期メンテナンス
⼤きな傷や落ちにくい汚れができても、定期的にプロがメンテナンスをしてくれる管理体制
広いテーブル
⼤きな紙や道具を広げられて、作業がしやすいテーブル
様々な⽬的に合わせたゾーニング
作業⽤のスペースやくつろぎのためのソファ、仕事や勉強のためのデスクなど、⽬的に合わせた家具や設え
レイアウトを可変できるスペース
⼤⼈数の集会からグループ利⽤、個⼈利⽤などニーズに応じて机や椅⼦などを動かしてレイアウトを変更できる
予約スペース
予約をすれば専有できるスペース
個室
外部と遮断して集中して作業をしたり仕事や勉強ができるスペース
荷物が置けるロッカーや棚
⼀時的な離席の際に貴重品を⼊れられる鍵付きのロッカーや、さっと物を置いておける棚
⼦供向けの机と椅⼦
⼦供の⾝⻑に適した⾼さや素材の机と椅⼦
⽇当たりが良く開放的な空間
明るいことで作業がしやすく、通気性が良いことでにおいがこもらない、気持ちの良い空間
⼩さな⼦供が遊べるスペース
⼩さなお⼦さんを連れてきてそばで遊ばせながら利⽤できる
DIY⽤器具の貸し出し
ハンマーやドライバー、ペンチなど⼯具を安全に管理し、レンタルできるシステム
キッチン
料理教室やパーティーなども可能になる、コンロや流し台などのキッチン整備
汚れ・⾳・においを気にしなくても⼤丈夫!
名鉄都市開発のみんなで使えるマルチスペース

名鉄都市開発では、皆さんの声を元に、⾊々な使い⽅ができる「マルチスペース」を企画。
専有部でやりづらいと感じていることを共⽤部で実⾏でき、暮らしの幅が広がるような場所を⽬指しました。

静かにしなくてはいけない、汚してはいけない、
きれいで洗練された共⽤部ではなく、⾳を出してもいい、汚してもいい、
⾊々な使い⽅ができる「みんなのスペース」です。

「メイツ川越南台」で実現した「みんなのアトリエ」

これまでも共⽤部のプランニングにあたっては、皆さんの声を聞いてどのようなニーズがあるかを調査してきましたが、今回は「専有部では出来ない・やりづらいこと」という今までとは少し違ったアプローチによって、より細かなニーズや新たな可能性がたくさん⾒えてきました。同じ暮らしの舞台として、専有部と共⽤部は切り離せない関係です。専有部で出来ないことを共⽤部で補い、共⽤部を便利に使いながら専有部をより⾃分らしく過ごせる場所にする――これからも名鉄都市開発は、さまざまな視点から「理想の共⽤部」を探っていきたいと思います。