働き方が変わると、暮らしや住まいはどう変わっていくのでしょう。
昨今ではさまざまなワークスタイルが広がり、「働く場所」と「生活する場所」の新しい関係が生まれています。
今回の「マムラボ」では、「働く場所」をテーマに、新たな提案をお届けします。
マムラボでご紹介した名鉄都市開発の「コワーク&スタディベース」。
その後、実際に導入されたマンションでどのようにご利用・ご活用いただいているのか、アンケート調査を実施しました!
マンションに暮らす方々のニーズに最適なものであるのか、
また現在求められているニーズが他にあるのか、調べていきたいと思います。
レポート
やはり在宅勤務の業務スペースとして利用されている方が最も多いようですが、
資格試験の勉強や、宿題をされている学生の方も多くいらっしゃることがわかりました。
退社後の業務スペースとしてお使いいただいているのも、
帰宅前に気軽に寄れるマンションの共用部ならではのメリットが感じられます。
一方で、友人とのおしゃべりや趣味をする人は少なく、
皆さん集中して作業をしたり静かにご利用されている様子がうかがえます。
利用する理由は、「静かだから」「集中できる場所だから」という回答が多く、
利用目的に適した環境が好まれている様子がうかがえます。
無料で利用できるのも大きなメリットのようです。
マンションの共用スペースである利点として「家にすぐ帰れる・一時的に戻れる」ということが挙げられますが、
実際に離席したりご自宅に戻ることがある方は66.7%という結果でした。
具体的にどのような場合に自宅に戻るかも聞いたところ、
「トイレに行く時」「食事に行く時」などが多く挙げられ、
他にも「忘れ物を取りに行く時」「ちょっと休憩したい時」「子供の様子を見るため」など
様々な回答が見られました。
レポート
レポート
・有料でいいのでコーヒーメーカーがあるとありがたい。
・軽食は可にしてほしい(スープ類は不可)。
・アルコールシートを設置してもらいたい。
・机をもう少し高くしてほしい。
・Wi-Fiのパスワードを分かりやすいところに置いてほしい。
・モニター貸し出しがあると助かる。
・音楽のボリュームを上げて違うジャンルにしてほしい。
今回、多くのご利用者様から「快適」というお言葉をいただけて嬉しく思います。企画段階より想定していた通り、会社員の方の在宅勤務だけでなく、資格試験の勉強、読書や動画視聴などの趣味、学生の方の宿題と幅広くお使いいただいており、また自宅に近いマンションの共用スペースならではの「少し休憩をしたいときに家に戻る」や「子供の様子を見に行く」など、リアルな利用シーンもうかがい知ることができました。
一方で、さらに幅広い用途でお使いいただくためにはそれぞれのお客様が周りを気にせず利用するためのゾーニングや、せっかく定めたルールやサービスを周知するための方法については課題も見えてきました。その他にも様々なご要望からは、皆様からのご期待が感じられます。今後も名鉄都市開発は皆様からのご意見を元に、「コワーク&スタディベース」を改良し続けてまいります。