また、「事前に宅配ロッカーへの配達を指定する荷物もある」と回答された方が41.2%に達し、あらかじめ不在であることや在宅でも対面で受け取りを希望しないことを配達員に前もって伝えるスタイルが一定の割合を占めています。
日々の暮らしにすっかり溶け込み必要不可欠になった「宅配ロッカー」。
分譲マンションには必ずといってよいほど設置され、
“ニューノーマル”な暮らしの中では日々の物流を支える役割も大きくなってきました。
「荷物を自分の代わりに受け取ってくれる」という単純な機能だけではなく、
より便利でより快適な使い勝手も求められてきているのではないでしょうか。
今回は、「宅配ロッカー」の使用についての実態と、
もっと便利で快適に使いこなせるためのヒントを探るべく、
アンケートを行い「声」を集めることにしました。
首都圏で宅配ロッカーが設置されている分譲マンションにお住まいの方々にインターネット調査を行い、
多面的に「宅配ロッカー」についてご意見をいただきました。
その実態から見えてきたものとは・・。
調査期間: 2022年2月25日〜27日
調査対象: 首都圏の分譲マンション(宅配ロッカーが設置)にお住まいの方119名
調査方法: インターネットによる画面での回答
[ 回答者 ]
・メールやLINEでの着荷の連絡
・冷蔵・冷凍機能
・ロッカー近くに梱包材を開ける作業スペースとゴミ箱があると便利
・携帯電話ですぐ開くシステムや梱包資材のリサイクル
・スマートフォンに送られてきたQRコードで鍵が開く
・高いところに重たい荷物が入るようにするのはやめてほしい
・まとめて同じロッカーに入れてくれるサービス
・荷物の発送ができ、近くに梱包材が備え付けてあると便利
・印鑑が必要な書留類も不在時は宅配ロッカーで受け取れると便利
・重いものが事前にわかる
あることが当たり前になってきた「宅配ロッカー」ですが、
その使用シーンや体験をお聞きする中で、より快適に、
便利でストレスのない使い方をご提供するためには改善のポイントがいくつかあることが分かりました。
多くの方が、着荷を知ってから自宅に持ち帰るまでの時間が短く、早い対応をされている中で、
「もうちょっとこうであったら」と感じていることをまとめてみました。
スムーズな取り出しや持ち帰りは、宅配ロッカーの使用回転率を高めることにつながります。
宅配ロッカーの利便性を高めるアイデアは、ゴミの問題を解決したり、集まって暮らすマンションだからこその便利さを追求することにもつながります。宅配ロッカーと宅配ロッカーを取り巻く環境の改善は、快適なマンション暮らしにつながる大きな一歩であることを強く感じました。