今話題になっているモノやスキル、空間などをシェアするシェアリングエコノミーは、
今後ますます私たちの暮らしに身近なものになっていくことが予想されます。
今回の「おうち会議」では、
もともとシェアすることがベースにあるマンションで「どのようなシェアが求められているのか」、
都内のマンションに住む方と話し合いました。
カーシェアやシェアサイクルを「必要なときだけ利用したい」という考えの方、フリマアプリの利用経験がある方が多い一方で、自分のスキルや時間の売り買いについては未経験の人が多いようです。また、マンション内でのシェアについては、顔が見える関係での取り引きになることからトラブルを懸念する人もいました。
マンション内でシェアしたい「モノ」を伺ったところ、自転車の空気入れ、台車、高圧洗浄機、大型のスーツケースなど、「使う頻度は低いもののあると便利なモノ」があがりました。また、ジェネレーター(発電機)や防災グッズなどを共用部で保管してほしいという声もあり、マンションとしての災害への備えを求める人もいました。
マンション内でシェアしたい「スペース」を伺ったところ、パーティールーム、キッズルーム、集会所などの多目的スペースを求める声のほか、菜園、洗車スペース、大型コインランドリー、喫煙所など目的を限定したスペースを求める声もありました。また、マンション内でシェアしたい「コト」に対しては、高齢者宅の電球取り替えなどの手伝い、育児サポートといった住人同士で支え合う仕組みを求める声がありました。マンション内のシェアリングについては使い方や管理のルールづくりが重要という意見があり、導入のために必要なツールになりそうです。