MOM VOICE

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「郊外に暮らす」

2021.02.25

テレワークが広がり、毎日通勤しなくなったという人も多いのではないでしょうか。住まいを決める際に「職場への近 さ」の重要度が変化したことで、都心から郊外に移り住む方も増えています。今回のおうち会議では、郊外に分譲マン ションを購入した方に「郊外に暮らす」ことの価値をお聞きしました。

「郊外に暮らす」を考える「おうち会議」のまとめ
今回のおうち会議では、都心から郊外に移り住んだ方や
郊外の分譲マンションを購入した方にお話を伺いましたが、
どちらの方々にも共通して出たポイントが5つありました。

※ 文中にある内容についてはご回答者ご自身の個人的な感想や感覚が含まれており、
名鉄都市開発としての見解を述べたものではありません。郊外とは東京23区外を指しています。

01
POINT
自然環境
郊外の環境については、「緑が多くて開放的」といった声が多数ありました。郊外に住む際の大きなメリットのひとつは自然豊かな環境のようです。日常の生活で自然を感じられたり、休日にのんびり散歩をしたり。大きな公園や河川敷など、またそうした場所へのアクセスの速さや数の豊富さについては魅力の一つとして挙げていらっしゃいます。一方で、ハザードマップの確認などを指摘される方もいらっしゃいました。
02
POINT
買い物環境
郊外には、大型商業施設があったり、広々としたスーパーがあったりと、買い物面でのメリットが大きいようです。また、都心に比べるとお買い得なものが多かったり、地場の野菜が安く売られていたりということもあるようです。一方で、このメリットを十分に受けるためには「車が必要」という声も。郊外は「車社会」とよく言われますが、車の所有またはカーシェアなどの利用について考える必要がありそうです。
03
POINT
価格と広さ
一般的に、都心に比べると郊外は同じ価格でも広い物件が購入できます。コロナ禍で家にいることが多くなり、より家に広さと間取り数を求める人が増えているようです。 働くためのスペースや、ゆっくり寛ぐためのスペース、収納の多さも魅力的です。 都心部によく出かける方の中には、移動のための「ランニングコスト」を考える必要があると指摘された方もいらっしゃいました。
04
POINT
通勤・仕事
コロナ禍で在宅ワークが増えたという方が多く、これまで郊外に住む際にネックになっていた「通勤時間」については、考慮する優先順位が下がってきているようです。とはいえ、週に数回都心部へ通勤する場合や、今後の働き方の変化を見据えると、「アクセスのよさ」という点について自分自身の基準を持つ方が良いようです。始発駅であること、時間はかかっても乗り換えがないこと、多拠点に行きやすいこと、バス便を上手く使いこなすなど、アクセスの多様性とワークスタイルを考慮した住まい選びが大切なようです。また、在宅ワークの場合は、家で仕事をする際の作業スペースもあらかじめ考えておく必要がありそうです。作業スペースだけではなく、資料や備品の収納スペースも必要かもしれません。
05
POINT
人間関係
のんびりした人が多い、挨拶をすることが増えたという声も多くありました。都心部では人が多すぎたり、オフィスワーカーが多かったりするので、比較的ドライな人間関係であることと比べると、人とのコミュニケーションが暮らしに潤いを与えるのかもしれません。マンションの場合は間取りのタイプによって似た家族構成の方が多かったり、新興住宅地だと移り住んできた方が多かったりと、人間関係を築きやすい環境の場合もあります。郊外に住まいを求める方同士、新しい人間関係や友達が増えることも期待できそうです。

今回、実際に郊外に住んでいる方や郊外物件を購入した方のお話を伺って、改めて郊外のメリットや、コロナ禍で変化するニーズなどを感じることができました。社会情勢や変化によって住まいに求めるものが変わっていく有様を痛感するとともに、今後も引き続き皆さんの声を聞きながら定期的な調査をしていく必要があると感じました。